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- 東京海上HD(8766)をなぜ買ったのか——購入理由と投資仮説
- 7期連続増配・7年で配当3.2倍という数字の中身
- 「3メガ損保」というポジションの強さ
- 指値をどこに置いて、どう約定したかの実録
保険会社の株、って聞いてどんなイメージを持ちますか。
地味・退屈・値動きが鈍い。正直、私も長らくそう思っていました。でも数字を見て考えが変わったんです。7年で配当が3.2倍。しかも7期連続増配中。地味どころか、静かにアクセルを踏み続けている会社でした。
2026年6月24日、東京海上ホールディングス(8766)を100株 @¥7,000で買いました。今日はその理由を全部書きます。
東京海上ホールディングス(8766)とはどんな会社か
「3メガ損保」と呼ばれる国内損害保険グループの一角です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 市場 | 東証プライム |
| 業種 | 保険業 |
| 中核事業 | 東京海上日動火災保険(損害保険)・生命保険事業 |
| 特徴 | 国内損保トップクラスのシェア・海外保険事業の展開規模も大きい |
損害保険って、事故や災害が起きたときにお金が動く仕組みです。裏を返せば、私たちが車に乗り、家に住み、会社を経営し続ける限り、需要そのものがなくならないビジネスなんですよね。派手さはないけれど、社会インフラに近い立ち位置。SRAホールディングスの基幹システムと同じで、「止められない仕事」には独特の強さがあります。
買った理由①:7期連続増配・7年で配当3.2倍
まずこの数字を見てください。
| 年度 | 1株配当(目安) |
|---|---|
| 2020年3月期 | 75円 |
| 2026年3月期(会社予想) | 211円 |
| 2027年3月期(会社予想) | 245円 |
2020年3月期の75円から、2027年3月期予想の245円へ。7年で約3.2倍です。
2021年3月期以降、増配が途切れていません。2027年3月期の245円(前期比27円増)が実現すれば、7期連続増配という記録になります。
株価も同じ期間で1,650円(2020年3月)から7,000円台へと大きく上昇していますが、それでも配当利回りは東証プライム平均を上回る水準を維持しています。「株価が上がっているのに利回りも高い」というのは、それだけ配当の伸びが速いということです。
買った理由②:取得単価¥7,000での利回り試算
100株 @¥7,000で購入し、取得総額は¥700,000でした。
2027年3月期の会社予想配当245円を単純に当てはめると、取得単価ベースの利回りは約3.5%。東証プライムの平均利回り(2%台前半)と比べても見劣りしない水準です。
保険株らしい「値動きの鈍さ」は裏を返せば「安定感」でもあります。急落局面でも極端に売り込まれにくい銘柄を、配当が伸び続けている今のタイミングで組み入れられたのは収穫でした。
買った理由③:ポートフォリオのセクター補完
自分の保有銘柄を棚卸ししたとき、金融・保険セクターの比率がやや薄いことに気づきました。
自動車・REIT・不動産といった景気敏感〜中立のセクターは既に厚めに持っていて、そこにもう一枚「保険」という毛色の違う防御力を足したい、とずっと考えていたんです。東京海上HDはその穴を埋めるにはうってつけの銘柄でした。
配当株ポートフォリオって、個別銘柄の良し悪しだけでなく「セクターの偏り」も見ておかないと、結局は同じ景気サイクルに一斉に振られてしまいます。今回はその補完の意味合いが大きい一手です。
正直に書く注意点
買った銘柄でも、弱点は弱点として書いておきます。
- 保険業は市場・金利環境や大規模災害(自然災害の支払保険金増加など)の影響を受けやすい
- 株価はすでに大きく上昇済みで、割安感を狙って買った銘柄ではない
- 配当性向は過去に一時100%超まで上昇した局面があり、増配ペースが今後も同じ速度で続くとは限らない
「安いから買った」のではなく、「増配トレンドとセクター補完」を理由に買った、というのが正確なところです。
指値の実録——¥7,000で待って、6月24日に約定
6月14日にSBI証券で指値¥7,000を発注し、6月24日13:07に約定しました。
急落・急騰を繰り返す相場の中で、慌てて成行で買わず、欲しい価格を決めて待つ。これまでの銘柄と同じやり方を今回も守りました。
いま、どう見ているか
正直に言うと、今の株価は「高値圏」です。バークシャー・ハサウェイ関連の好材料をきっかけに一段高となった後の水準で、短期的にはトレード感覚の資金が入りやすく、利益確定売りや相場全体の急変後の警戒感には注意が必要だと見ています。
ただ、それは「今すぐどうこう」という話であって、私が買った理由とはレイヤーが違います。中長期で見れば、資本効率の向上と株主還元への期待が株価の下支えになっていて、押し目があれば買い増しを検討したい場面は依然として続いている——そう捉えています。
つまり、短期の値動きに一喜一憂する銘柄としてではなく、「押し目を待つ余地がまだある高値圏」として見ている、ということです。
一言でいうと、「地味だけど、静かにアクセルを踏み続けている会社」です。
派手な成長ストーリーはありません。でも損害保険という「社会が止まらない限り需要が消えない」ビジネスで、7期連続増配というトラックレコードを積み上げている。ポートフォリオの土台を支える一本として、長く持つつもりです。
取引記録
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 購入日 | 2026年6月24日 |
| 購入株数 | 100株 |
| 取得単価 | ¥7,000 |
| 取得総額 | ¥700,000 |
| 口座 | SBI証券 特定口座 |
なぜこのタイミングで保険株だったのか
実はこの銘柄、単体で気に入って買ったわけではありません。6月14日にポートフォリオのセクター分析をしたとき、国内株全体のうち通信がわずか0.3%、金融も10.6%と手薄なことがわかりました。東京海上HDはその「保険枠の補強」という位置づけで、同じ日にKDDI(通信枠の補強)とセットで指値を出しています。
指値¥7,000を出したのが6月14日、約定したのが6月24日——10日間、株価がその水準まで降りてくるのを待ちました。銘柄そのものへの思い入れというより、「ポートフォリオの穴を埋めるための待ち」だったというのが正直なところです。
まとめ
- 2027年3月期予想配当245円・7年で配当約3.2倍(75円→245円)
- 2021年3月期以降増配継続・2027年3月期予想が実現すれば7期連続増配
- 取得単価¥7,000ベースの利回りは約3.5%・東証プライム平均を上回る水準
- 3メガ損保の一角・東京海上日動が中核の「止められない」ビジネス
- 割安狙いではなく「増配トレンド×セクター補完」で買った銘柄
- 指値¥7,000で待ち、6月24日に約定
保険株は地味、という先入観がありました。でも数字を見れば、静かに配当を積み上げ続けている会社だとわかります。派手な値上がりを追いかけるより、こういう銘柄をコツコツ増やしていくのが自分のスタイルに合っていると感じました。
【免責事項】 本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資判断は自己責任でお願いします。