JT(2914)を持ち続ける理由を、元喫煙者として正直に書きます。「ありがとう」と思えた瞬間のこと、高配当が続く理由、リスクへの向き合い方を。
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実は、私はたばこを吸っていました。20年以上前の話です。
今は完全にやめていますが、やめるのがかなり大変だったのを今でも覚えています。
体に悪いのはわかってる。臭いのもわかってる。
コンビニのレジでたばこを買う人が時間を取っていると、「あーまたか」と思ったこともある。
そんな私が、JT(日本たばこ産業、2914)の株を持っています。
JTを買うとき、成長産業だとは思っていなかった
正直に言います。
JTを買うときに、たばこ産業が成長産業だとは思っていませんでした。
むしろ逆です。
「縮小していく業界だろうな」
と考えていました。
それでも買ったのは、株価にその悲観が十分織り込まれていると思ったからです。
投資では、良い会社を買うことと、良い株を買うことは別です。
JTはまさにその典型でした。
「嫌われているから安い。安いから利回りが高い。」
ESGの観点で機関投資家が買いにくい銘柄は、個人投資家にとって逆にチャンスになることがある。これが私がJTを持ち始めた理由です。
株を持つと「ありがとう」と思えるようになった
ところが、買ってみたら不思議なことが起きました。
コンビニのレジでたばこを買っている人を見ると、今は思うんです。
「私みたいな元喫煙者のために、たばこを買ってくれてありがとう。」
配当が入ってくるたびに、そういう気持ちになる。
株を持つ前は「邪魔だな」だったのが、株を持った後は「ありがとう」に変わる。
同じ行動を見ているのに、気持ちが真逆になる。
これが投資の面白いところだなと思っています。
私の保有状況(2026年6月時点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 保有数量 | 100株(特定口座) |
| 取得単価 | 約¥3,750 |
| 現在株価 | 約¥6,058 |
| 含み益 | +約¥230,000 |
| 1株配当 | ¥194(2026年3月期) |
| 配当利回り(取得価格ベース) | 約5.2% |
取得時の利回りが5%超え。今も配当は入り続けています。
「衰退産業」でいい。むしろそれでいい。
JTは衰退産業とよく言われます。
喫煙者が減るのは、健康面では喜ばしいことです。
元喫煙者として、やめるのに苦労した人間として、そう思います。
ただ、投資家としては同時にこうも思う——
たばこは合法な麻薬です。依存性がある以上、底の支持層は案外強い。
新興国ではいまだにたばこ人口が増えている地域もあります。
「衰退する」と「なくなる」はまったく別の話です。
ロシア問題は実際にダメージがあった
JTはロシアに大きな事業基盤を持っていました。
戦争によってダメージを受けたことは事実で、株価もその時期は厳しかった。
ただ、だからこそ株価が下がったタイミングは「買い増しのチャンスだった」という見方もできます。
悪材料で株価が下がり、配当利回りが上がる——これが高配当株投資の醍醐味でもあります。
それでも増配を続けている
| 年度 | 1株配当 |
|---|---|
| 2021年 | ¥154 |
| 2022年 | ¥188(増配) |
| 2023年 | ¥194(増配) |
| 2024年 | ¥194(維持) |
| 2025年 | ¥194(維持・予想) |
ロシア問題・喫煙者減少・ESG逆風——これだけの重圧がありながら、配当は維持・増配が続いています。
海外事業の拡張とコスト管理が利いているからですが、それ以上に「構造的な需要の底堅さ」があるからだと思っています。
売ることを考えるとしたら
含み益が+¥230,000まで来ました。「そろそろ売った方がいい?」と思う方もいると思います。
私が売ることを考えるとしたら、こういう場面です。
| 売る理由(私の基準) | 現状 |
|---|---|
| 配当が大幅に減配・廃止された | → 今のところなし |
| 業績が継続的に悪化している | → 海外事業で補填中 |
| もっと条件の良い銘柄が出てきた | → まだない |
| 投資目的が変わった | → 変わっていない |
含み益が出たから売る、という発想が私にはあまりありません。
配当が入り続けているうちは、急ぐ理由がない。
今の相場観と合わせて
2026年は日経平均が高値圏にあり、AI関連や半導体関連を中心に注目が集まっています。
もちろん成長株が悪いとは思いません。
ただ、私は未来を当てることよりも、今ある利益を受け取り続ける方が好きです。
その意味でJTのような高配当銘柄は、相場が好調な時も不調な時も、変わらずキャッシュを運んできてくれます。
株価を毎日追いかけなくても配当が積み上がる。
私がJTを持ち続けている理由の一つは、こうした安心感にあります。
まとめ
- 買うとき、たばこ産業が成長するとは思っていなかった。それでも買った
- 「良い会社」と「良い株」は別。JTはその典型
- 嫌われているから安い。安いから利回りが高い——これが出発点
- 株を持ったら、たばこを買う人を見て「ありがとう」と思えるようになった
- 衰退産業でも配当は維持・増配が続いている。底の需要は案外強い
- 相場が好調でも不調でも、キャッシュを運んできてくれる安心感がある
免責事項
*作成:2026.06.03 / アイキャッチ生成・WP公開準備完了*