ホンダ(7267)を500株、2年近くかけて買い下がった実録です。含み損だった時期を経て、今は含み益+15万円になりました。買い方・含み損との向き合い方を正直に書きます。
- 2年近くかけて買い下がった実際の取引記録
- ホンダ(7267)をPBR・配当利回りで評価する方法
- 含み損の時期を、どういう気持ちで乗り越えたか
今日は少し嬉しい報告から始めます。
ホンダ(7267)、500株持っています。平均取得単価は約1,325円。今日の株価は1,625.5円。
含み益、約15万250円になりました。
でも、これは「うまくいった投資自慢」の記事じゃないです。ここに至るまで、何度も含み損の時期がありました。今日はその過程を、買った日付と価格まで含めて、全部正直に書きます。
まず、実際の買い方から
500株、実は一気に買ったわけじゃありません。約1年8ヶ月かけて、4回に分けて買い増しています。
| 購入日 | 株数 | 単価 |
|---|---|---|
| 2024年8月8日 | 100株 | 1,400円 |
| 2024年11月11日 | 100株 | 1,369円 |
| 2024年12月16日 | 100株 | 1,293円 |
| 2026年4月2日 | 200株 | 1,280円 |
見ての通り、買うたびに単価が下がっています。狙って「安くなったら買う」を繰り返していたわけではなく、正直に言うと、最初の100株を買った後もずっと株価が冴えず、「ここまで下がったなら、もう少し仕込んでおくか」という判断を、その都度その都度でしていました。
結果として平均取得単価は約1,325円まで下がり、これが今回の含み益に一番効いています。買い下がるという行為は、正しいかどうかその時点では分かりません。今回はたまたま結果につながりましたが、業績がさらに悪化していれば、傷口を広げただけだった可能性も十分にあります。
買い増しの判断基準①:PBRの低さ
買い増しを続けた判断の軸の一つが、PBR(株価純資産倍率)でした。購入していた時期のホンダは、PBRが0.5倍前後という水準まで売られていました。
ざっくり言うと、会社を今すぐ解散させたときに株主に戻ってくる資産の価値より、株価の方が安い状態です。もちろん現実にはそう簡単な話ではありませんが、「割安かどうか」を考える一つの目安として、PBR0.5倍前後というのはかなり低い水準です。
日本の主要製造業でここまで低いのは珍しく、下がっているというより、評価されていない、という言い方の方が近い気がしていました。
買い増しの判断基準②:配当利回りが「待つコスト」をカバーする
高配当株投資は、基本的に「待ち」の投資です。株価が回復するまで待つあいだ、配当をもらいながら実質的な保有コストを下げていく。
平均取得単価¥1,325・会社予想の年間配当70円で計算すると、取得単価ベースの配当利回りは約5.3%になります。1年持ち続けるだけで、保有コストが実質5%前後下がっていく計算です。含み損を抱えている時期でも、この配当が「待つ理由」になっていました。
ホンダのビジネスをどう見ていたか
「EVシフトで自動車メーカーはオワコンでしょ?」という声があることは知っています。
個人的には、ホンダは二輪事業(世界シェア1位)と航空機エンジン(HondaJet)を持っていて、単純な「自動車メーカー」という括りで語るのは少し違うと思っていました。二輪はアジア・アフリカ市場での需要が根強く、EVシフトの影響が四輪ほど大きくない、という見立てです。
もちろん、4輪のEV戦略が失敗すれば話は変わります。この見立てが外れていた可能性も十分にありました。
含み損の時期、どう乗り越えたか
正直に言うと、含み損の時期は「損した」という感覚がなかったわけではありません。それでも売らなかったのは、PBRの低さと配当利回りという2つの根拠が、その時々で変わっていなかったからです。
「含み損=失敗」ではなく「まだ評価されていない時期」と捉えられるかどうかは、根拠があるかどうかにかかっていると思います。根拠なく待つのはただのギャンブルですが、根拠があって待つのは、投資判断のひとつです。
今回はその判断が結果につながりましたが、繰り返しになりますが、これは保証された話ではありません。同じ考え方で買い増した銘柄が、今も含み損のまま残っているものもあります。
もう一つ、正直に書いておきたいことがあります。この記事は当初「含み損のまま持ち続ける理由」というタイトルで書いていました。ところが後から実際の取引履歴を見直したところ、当時の記載に誤りがあり、実は含み損ではなかったことが分かりました。数字を扱う記事である以上、こういう見直しと訂正も含めて公開する方が誠実だと思い、今回タイトルごと書き直しています。
まとめ
- 4回に分けて買い下がり、平均取得単価は約¥1,325。今の含み益は約15万250円
- PBR0.5倍前後という割安さが、買い増しを続けた根拠のひとつ
- 取得単価ベースの配当利回り約5.3%が、含み損の時期に「待つ」ことを支えてくれた
- 結果が良かったのは事実だが、「根拠があって待つ」ことと「結果が出る」ことは別の話
本記事は特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。投資の最終判断はご自身でお願いします。

