含み損を抱えながら、今日も配当が振り込まれた。それでいいと思っている理由を書きます。株価より配当フローで考える、高配当株投資のメンタルについて。
📋 この記事でわかること
- 54歳・高配当株投資家の本音
- 含み損があっても投資を続ける理由
- 「続けること」が戦略になる理由
- 50代から始める人の意外な強み
ホンダは含み損。
日本製鉄も含み損。
任天堂もアサヒも赤い数字が並んでいます。
それでも今日、私は配当金を受け取っています。
含み損を抱えながら配当をもらう。
これが高配当株投資の面白さなのかもしれません。
ちなみに今日は日経平均が最高値を更新しました。
ただ、私の保有株を見ると、そこまで景気の良い話ではありません。
「やめようかな」と思ったことはある
投資を続けていると、何度か「もうやめようかな」という気持ちになる瞬間があります。
相場が荒れたとき。
仕事が忙しくて画面を見る余裕がないとき。
「これ、意味あるのかな」と感じるとき。
特に、含み損が積み上がっているときは、なんとも言えない気持ちになります。
「俺、何やってんだろ」みたいな。
でも、そのたびに私を引き止めるものがあって。それが、配当金です。
高配当株の含み損、それでも配当は届く理由
今年の4月、証券口座に約4万5千円の配当金が入金されました。
ホンダは含み損です。でも配当は来ました。
日本製鉄も含み損です。でも配当は来ました。
株価が下がっていても、企業が利益を出し続けている間は、配当という形でお金が動き続けます。
これが高配当株投資の、私にとっての本質です。
「株価が上がったら儲かる」ではなく、「持ち続けることで、少しずつお金が動いてくる」。
含み損のまま何年も保有した銘柄が、ある日ふと含み益に転換していたりもします。
住友商事がそうでした。コマツもそうでした。オリックスも今は大きな含み益になっています。
「下がっているときに売らなかった自分」が、数年後に報われる感覚——これが長期投資の醍醐味だと、54歳の今、少しずつ実感しています。
やめたら、何が残るか
「投資なんてやめて、現金で持っておけばよかった」という考え方も、わかります。
でも私が怖いのは、やめた後に来るかもしれない後悔です。
54歳。理学療法士・鍼灸師として働いていますが、正直、「この仕事をあと何年続けられるか」は、自分でもわかりません。
体力は確実に落ちています。職場の人間関係は、年々しんどくなっていく部分もあります。退職や独立も、頭の片隅にあります。
そのときに、「配当という収入源がある状態」と「ない状態」では、選択肢の数がまったく違います。
投資をやめることは、その選択肢を手放すことでもある。
だから私は、含み損があっても、相場が荒れていても、仕事がしんどい日でも、売らずに持ち続けることを選んでいます。
配当金だけで生活できるわけではありません。
でも、毎年少しずつ入ってくるお金があるだけで、人は焦らなくて済みます。
嫌な職場にしがみつく理由が一つ減る。
本当にやりたいことを考える余裕が少し生まれる。
私にとって投資とは、お金を増やすためだけではなく、将来の自由を少しずつ買っていく作業なのかもしれません。
「続ける」こと自体が、戦略だと思っている
これは精神論ではありません。
長期投資において、「売らないこと」は最大の武器の一つです。
相場は必ず上下します。下がったときに動揺して売ってしまう人と、何もしないでじっと持ち続けられる人では、10年後の結果がまったく変わってくる。
「何もしない」って、意外と難しいんですよ。
下がれば不安になる。上がれば「今のうちに売ろうか」と思う。何かニュースが出れば、それが気になる。
それでも動かない——というのが、実は一番難しくて、一番効果的な戦略だったりします。
私が10年以上投資を続けてきて、一番学んだのはそのことかもしれません。
50代から高配当株投資を始める人の強み
「もう遅いかな」と思っている方へ。
私が思うのは、遅れて始めた人ほど、長期投資向きだということです。
20代・30代で投資を始めた人の中には、焦って短期で結果を出そうとして、失敗する人も多い。
でも50代で始める人は、すでに仕事も人間関係も、いろんな「うまくいかないこと」を経験している。
失敗に慣れている。待つことを知っている。一攫千金を夢見ていない。
これが、長期投資に必要な資質とほぼ一致しています。
含み損があっても、私が投資をやめない理由は、「このまま続けた先に、何かある」という感覚があるからです。
根拠のない楽観ではなく、10年以上続けてきた経験からくる、静かな確信です。
明日、株価が上がるかはわかりません。
来月、含み損がなくなるかもわかりません。
それでも今日も配当は届いています。
だから私は、また明日も持ち続けようと思います。
📌 まとめ
- 含み損があっても、配当は届き続ける
- 「売らないこと」が長期投資の最大の武器
- 50代から始める人には「待てる・焦らない」強みがある
- 投資を続けることは、将来の選択肢を守ること
※本記事の数値はすべて実際の運用データをもとにしています。投資はご自身の判断と責任で行ってください。