こんにちは、投資家ケンです。
「年間の配当金、約167万円です」と書いていたのですが、これ、正確には「予想」でした。
記事の中で「口座に残った」と書いてしまっていたので、直しました。今日はその話です。🐕
- 配当管理アプリの「年間配当額」は、多くの場合「実績」ではなく「予想」であること
- 「見込み」と「受け取った」を混ぜると、何がまずいのか
- 私が記事を直したときに決めた、数字の書き分けルール
- 他のブログやSNSで「年間配当◯◯万円」を見るときの、ひとつの見方
何があったか
私は配当金の集計に、配当管理アプリを使っています。
いま持っている銘柄の配当がまとまって見えるので、とても便利です。年間の合計は、税引前で約167万円、税引後で約135万円と表示されていました。
この数字を使って、「私の配当金、手取りはいくら?」という記事を書きました。
ところが、あとで数字の意味を確かめ直したら、こうでした。
| 私が書いていたこと | 実際の数字の意味 | |
|---|---|---|
| 年間配当 | 実際に口座に残った金額 | いまの保有と配当予想をもとにした、年間の見込み額 |
お金の計算が間違っていたわけではありません。数字は、アプリの表示どおりです。
間違っていたのは、その数字に付けていた言葉のほうでした。
「予想」と「実績」は、別物
ここで、2つの数字を整理しておきます。
| 予想(見込み) | 実績(受取) | |
|---|---|---|
| 何を数えるか | いま持っている株が、配当予想どおりに出したら | 実際に口座へ入った配当 |
| 確かめ方 | アプリの合計表示 | 証券会社の受取履歴・月ごとの記録 |
| 言い方 | 「約◯◯万円の見込み」 | 「◯月に◯◯円もらった」 |
たとえば、1年のあいだには、こんなことが起こりえます。
- 会社が配当の予想を上げたり、下げたりする
- 途中で株を買い足したり、売ったりして、持っている株数が変わる
- まだ決まっていない配当を、予想で数えている
どれも、投資をしていれば普通に起きることです。だから、予想と実績は、ぴったり一致しなくて当たり前なんですよね。
ズレること自体は、問題ではありません。問題は、予想を「もらった」と言ってしまうことです。
なぜ「もらった」と書くとまずいのか
「年間167万円もらった」と読むと、その金額が、すでに手元にあるように感じます。
でも「年間167万円くらいになりそう」と読むと、まだ先の話で、動く可能性があるとわかります。
同じ数字でも、受け取る印象は、かなり違います。
読む人が、その数字をもとに「自分もこのくらい狙えるのかな」「配当生活っていくらで足りるのかな」と考えているかもしれない。そのときに、予想が実績のような顔をしていたら、少し不誠実だと思いました。
それに、私自身の判断にも影響します。「もう、これだけもらっている」と思い込んだまま、来年の計画を立てるのは危ないですよね。
直したこと、決めたルール
記事は、次のように直しました。
- 「実際に口座に残った」→「手取りの見込み」
- 冒頭のボックス、本文、まとめの中の同じ表現を、すべて見直した
そして、今後の数字の書き分けを、次の3つに決めました。
| ルール | なぜ |
|---|---|
| ①アプリの年間合計には「見込み」と書く | 予想を予想として伝えるため |
| ②「もらった」「受け取った」は、受取履歴で確認した数字にだけ使う | 言葉と数字の出どころを揃えるため |
| ③どちらの数字か迷ったら、書かずに確かめる | きれいな数字ほど、確かめないまま使いたくなるから |
地味ですよね。でも、これで「予想」が「実績」に化ける道を、ひとつ塞げたと思っています。
同じ「ズレ」でも、記録と口座がズレた話とは少し違います。あちらは記録が古かった話。こちらは、数字は合っていたのに、言葉が違っていた話です。
他の人の「年間配当◯◯万円」を見るときに
この一件があってから、他の人のブログやSNSで「年間配当◯◯万円」を見かけたとき、ひとつだけ気にするようになりました。
それは、この数字は、予想なのか、実績なのかということです。
どちらが良い悪いではありません。ただ、書いてある人も、読む人も、どちらの数字なのかを分けて考えられたほうが、お互いに気持ちいいと思うんです。
もし書いていなくても、責めるつもりはありません。私自身が、直前まで混ぜていましたから。
AIで株を選んでも、最後は自分で疑うと書きましたが、疑う相手は、AIだけではないんですよね。アプリの表示も、そして、自分の書いた文章も、です。
- 配当管理アプリの年間合計は、実績ではなく「予想(見込み)」であることがある
- 私は、その数字に「口座に残った」という言葉を付けてしまっていた。数字ではなく言葉が間違っていた
- 予想と実績は、ズレて当たり前。混ぜて伝えることのほうが問題
- 「見込み」と「もらった」を書き分け、迷ったら確かめてから書く
数字は正しくても、言葉が違えば、読む人に別のことを伝えてしまいます。直せるうちに直せて、よかったです。🐾
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