こんにちは、投資家ケンです。
同じ株に、値段の違う指値を2本入れています。
「どっちか1本にすればいいのでは?」と思いますよね。私も最初はそう思っていました。🐕
- 投資には「買えない失敗」と「高く買う失敗」の2種類がある
- 同じ株に2本の指値を置いて、2つの失敗を分けて扱う考え方
- 私が「利回りの基準を少し下回ってもいい」と決めた、ただ1つの例外
- 2本置いても、まだ買えていないという現実
失敗には2種類ある
高配当株を指値で待っていると、失敗は2つの形でやってきます。
| 買えない失敗 | 高く買う失敗 | |
|---|---|---|
| 何が起きるか | 安く待ちすぎて、良い会社を一生持てない | 焦って高値で買い、利回りも気持ちも苦しくなる |
| お金は減る? | 減らない(機会を逃すだけ) | 株価次第で減る |
| 後悔の感じ | じわじわ悔しい | 毎日チャートを見るたびに痛い |
私はこれまで、ほとんどの銘柄で「高く買う失敗」を避けるほうを選んできました。指値のあとは待つ。株価が上がっても、追いかけて指値を上げない。
その結果、買い逃した株もあります。それはそれで、納得しています。
でも、1社だけ「買えない失敗」が怖かった
ずっと欲しいと思っている会社が1つあります。化学系のメーカーで、財務も配当の出し方も、私の好みにかなり合っている。まだ1株も持っていません。
私は銘柄ごとに「この利回りなら買う」というラインを決めています。この会社のラインは4.1%でした。
ところが、株価はそのラインよりずっと上で推移していて、何か月待っても届く気配がない。
そこで考えました。このまま待ち続けて、良い会社を一生持てないのは、失敗じゃないのか?と。
だから、指値を2本に分けた
最終的にこうしました。
| 1本目(取りに行く) | 2本目(規律を守る) | |
|---|---|---|
| 買ったときの利回り | 約3.6%(ラインより下) | 約4.4%(ラインより上) |
| 株数 | 100株 | 100株 |
| 役割 | 「買えない失敗」を避ける | 「高く買う失敗」を避ける |
1本目は、正直に言うとラインを割っています。でも100株だけ。「この会社を持っていない状態」を終わらせるための注文です。
2本目は、いつもどおりのルールで待つ注文です。大きく下がる日が来たら、そこで拾う。
1本にまとめると、どっちつかずになるんですよね。真ん中の値段にすると、買えないかもしれないし、買えても中途半端。だったら、役割ごとに分けたほうが気持ちが楽でした。
「追いかけて上げる」とは何が違うのか
自分でも気になったので、整理しておきます。
株価が上がったから、その都度あわてて指値を上げる。これは市場に追いかけさせられている状態です。私はこれをやらないと決めています。
今回やったのは、それとは別のつもりです。
- 例外にするのは、この1社だけ
- ラインを割るのは、100株だけ
- もう1本は、ラインを守ったまま残す
- ラインを割っていることを、自分で分かったうえで決めた
例外を作るなら、例外の範囲を先に決めておく。そうしないと、例外がいつの間にか普通になってしまうと思っています。
それでも、まだ買えていない
ここからが、ちょっと笑える話です。
2本に分けて、1本目はラインを割ってまで近づけたのに、そのあと株価はさらに上がりました。いまは1本目の指値より1割近く上にいます。
2本置いても、まだ1株も持てていません。🐶
でも、焦ってはいません。1本目で「欲しい」という気持ちには区切りをつけられたし、2本目で規律も守れている。これ以上追いかけるつもりは、今のところありません。
買えるかどうかは株価が決める。どの値段なら買うかは、自分が決める。その線引きができていれば、買えなくても後悔は小さいと感じています。
- 投資の失敗には「買えない失敗」と「高く買う失敗」がある
- 同じ株に指値を2本置き、それぞれの失敗を別の注文で避けるやり方がある
- ラインを割る例外を作るなら、銘柄・株数・理由を先に決めて範囲を限る
- 2本置いても買えないことはある。それでも、自分で決めた値段なら後悔は小さい
「全部を完璧に」ではなく、「どっちの失敗を、どこまで受け入れるか」を決めておく。高配当株を待つのは、たぶんそういうゲームなんだと思います。🐾
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