- 2026年8月に実際に受け取った配当金(国内株・SBI証券/米国株・ETF・楽天証券の全銘柄・全金額)
- 3月・6月のピークと比べて「谷間の月」がどれくらい静かなのか
- 「夏枯れ相場」と9月の配当権利確定をどう見ているか、次の買い場をどう待つか
今の相場と私の感覚
8月は「夏枯れ相場」なんて言われて、参加者が減って値動きが鈍くなる時期とされています。
ただ、日本株にかぎって言うと、今年はちょっと様子がちがう。9月が配当の権利確定月なので、高配当株を中心に、じわじわと買われている感じがあるんです。
9月末に配当の権利がとれる銘柄は、権利付き最終日に向けて「今のうちに買っておきたい」需要が入りやすい。実際、今のところ目立った押し目らしい押し目は見当たりません。下がるのを待っているのに、下がってくれない。🐕
だから今は、積極的に買いに行く場面じゃないと考えています。むしろ注目しているのはその先。9月の配当取りがひと通り終わって、権利落ちしたあと。配当目当ての買いが引いたところで、株価が素直に調整する可能性があるからです。
もちろん「9月末になったら必ず下がる」なんて決めつけはしません。そのまま上がっていくことも普通にあります。だから権利落ちのあとの値動きをちゃんと見て、いいなと思っている銘柄が押し目をつくったところを、指値で拾っていきたい。
今は無理に買い場を探す時期じゃなくて、次の買い場が来るまで焦らず待つ局面。この谷間の配当レポートは、その「待つ」時間のBGMみたいなものです。🎵
(この「権利落ちの谷を待つ」考え方は前回くわしく書きました → 配当月の株高では、私は動かない|権利落ちの“谷”を指値で待つ話)
さて、8月です。
結論から言うと、今月の配当は国内・米国あわせて約22,000円。6月が約38万円だったので、ざっくりピークの17分の1。通帳を見て「あれ、こんなもん?」と一瞬なりました。
でもこれ、まったく問題ないんです。今日はその「谷間の月」を、隠さず全部公開します。
なぜ8月は静かなのか
日本株の配当は、1年のなかでスケジュールがはっきり決まっています。
3月決算の会社が多いので、配当は「3月末に権利確定 → 6月に一斉に振込」。9月中間決算の分が「12月ごろ振込」。この6月と12月の二つの山に、日本の高配当株の配当はほぼ集中します。
逆に言うと、その谷にあたるのが7月・8月・1月・2月あたり。この時期に入ってくるのは、8月決算・2月決算といった少数派の会社や、REIT、隔月・毎月分配のETFなど。数も金額も、山の月とはケタが違います。
つまり8月がスカスカなのは不調でも失敗でもなく、カレンダー通り。海に例えるなら、6月の大潮に対して、8月は静かな引き潮です。🌊
2026年8月 受取配当金 一覧
🇯🇵 国内株(SBI証券)
| コード | 銘柄 | 受取日 | 口座 | 受取額(税引後) |
|---|---|---|---|---|
| 2809 | キユーピー | 8/6 | NISA(成長投資枠) | ¥3,200 |
| 2556 | One ETF 東証REIT指数 | 8/14 | 特定 | ¥2,805 |
| 9757 | 船井総研ホールディングス | 8/28 | 特定 | ¥1,913 |
| 4519 | 中外製薬 | 8/28 | 特定 | ¥5,260 |
| 小計 | ¥13,178 |
顔ぶれを見ると、8月の谷間らしさがよく出ています。
- キユーピー(2809):11月決算の会社。中間配当がこの時期に入ります。マヨネーズの会社から配当が来るの、地味に好きなんですよね。🥚
- One ETF 東証REIT指数(2556):国内の不動産REIT全体に分散するETF。決算期がずれているぶん、株の谷間の月にコツコツ入れてくれる「隙間を埋める」存在。
- 船井総研HD(9757):12月決算。中間配当分。
- 中外製薬(4519):12月決算。国内では今月いちばん大きい¥5,260。製薬は業績が安定していて、配当も読みやすい。
🇺🇸 米国株・ETF(楽天証券)
| ティッカー | 銘柄 | 受取日 | 受取額(税引後・USD) |
|---|---|---|---|
| VZ | ベライゾン・コミュニケーションズ | 8/5 | $12.70 |
| T | AT&T | 8/5 | $5.99 |
| LQD | iShares iBoxx 米ドル建て投資適格社債ETF | 8/10・8/12 | $12.64 |
| AGG | iShares コア 米国総合債券ETF | 8/17 | $9.38 |
| HDV | iShares コア 米国高配当株ETF | 8/27 | $15.39 |
| 小計 | $56.10(≒¥8,976・参考レート160円) |
米国側は、債券ETF(AGG・LQD)の毎月分配と、通信株(ベライゾン・AT&T)の四半期配当が中心。国内が谷の月でも、米国ETFは毎月コツコツ振り込んでくれるので、ここが底支えになります。
合計(税引後)
| 区分 | 金額 |
|---|---|
| 国内株・SBI証券(4銘柄) | ¥13,178 |
| 米国株・ETF・楽天証券(5銘柄) | $56.10(≒¥8,976) |
| 8月合計 | ≒ ¥22,154 |
※ USD換算は参考レート160円での概算。楽天証券の外貨受取のため、実際の円換算額は受取時のレートで変動します。
月次推移(2026年)
| 月 | 受取合計(税引後・概算) | ひとこと |
|---|---|---|
| 4月 | ¥45,933 | REIT・米国ETF中心 |
| 5月 | ¥29,267 | 権利確定の端境期 |
| 6月 | ¥383,970 | 1年で最大の山(3月末権利分が集中) |
| 7月 | (レポート省略) | 米国ETF・KO配当中心の静かな月 |
| 8月 | ¥22,154 | 国内¥13,178+米国$56.10・今年の谷 |
4月
5月
6月
8月
※ 7月は個別レポートを省略。
こうして並べると、6月の山がいかに突出しているか、そして8月がどれだけ低いかが一目でわかります。でも、この凸凹こそが日本の高配当株の正常な姿なんですよね。
受取額が少ない月に、やること・やらないこと
やらないこと:一喜一憂すること。
月2万円の月と月38万円の月を毎回比べて落ち込んだり喜んだりしていたら、心がもちません。配当は1年トータルで見るもの。3月〜6月の山で年間の大半を受け取り、谷の月はそれを取り崩さずに待つ。それだけです。
やること:谷の月ほど、明細をちゃんと見る。
金額が小さい月は、逆に一件一件をじっくり眺められます。「キユーピーって11月決算だったのか」「REIT ETFと米国債券ETFが谷を埋めてくれてるな」と、自分のポートフォリオが1年をどう回っているかが見えてくる。山の月は件数が多すぎて、そんな余裕はないので。
そして、少額でも受け取った配当は使わずに次の仕込み資金へ回す。¥22,000は、それだけでは大したものは買えません。でも谷の月のこういう小銭が積もって、山の月の大きな配当と合流して、気づいたら1単元買える。この地味な合流点を作る作業が、配当投資の実体だと思っています。
9月の見通し
9月は中間決算の権利確定月。9月末に権利を取った分の配当は12月に入ってくるので、9月の受取額そのものはまだ谷が続きます。
受取額よりも、相場の動き方を見る月だと思っています。冒頭に書いたとおり、配当取りで上がっている今は買い場ではなく、権利落ち後にどこまで需要が引くか。良い銘柄が押し目をつくったら、そこを指値で拾う。山が来るのは12月、それまでは待ちの時間です。🐾
- 2026年8月の配当は国内4銘柄¥13,178+米国5銘柄$56.10=合計約¥22,154(税引後)
- 日本株の配当は6月と12月に集中し、7〜8月・1〜2月は構造的に谷になる
- 受取額が少ないのは不調ではなくカレンダー通り。1年トータルで見る
- 「夏枯れ」でも9月権利確定で高配当株はじわ買われ中。今は買い場ではなく、権利落ち後の押し目を待つ局面
配当金レポートは、金額の大小にかかわらず毎月正直に公開しています。谷の月も、山の月も、同じように記録するからこそ、1年の輪郭が見えてくるので。来月もまた全部公開します。
先月(6月)の「今年最大の山」はこちら → 【2026年6月】配当金レポート|今年最大の配当月、実際に受け取った金額を全公開
谷の月の代表例として → 【2026年5月】配当金レポート|実際に受け取った金額を全公開
【免責事項】 本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資は自己判断・自己責任で行ってください。

