日経平均が7万円を突破しました。原油は急落し、ドル円は160円台。スペースXの株が急騰したというニュースも飛び込んでいます。
相場を見ていると、「これは買いサインか」「利食いのタイミングか」という議論があちこちで起きています。
でも正直、こういうとき私が考えているのは、「今日の数字」より少し遠いところにある話だったりして。
今の相場が強く見えるのは間違いない。でも、その「強さ」を何の縮尺で見るかによって、話は全く変わってくる。来月の話と、10年後の話では、地図がそもそも違う。
そんなことをぼんやり考えていたら、昔言われた言葉を思い出しました。
「なんで3次元の話をしてるんですか、今の話は5次元ですよ!」
…ということで、今日はその話をします(笑)
以前、こんなことを言われたことがあります。
「なんで3次元の話をしてるんですか、今の話は5次元ですよ!」
思い返すと、確かにそうかもしれない(笑)
前回の記事で、「私は変人ですか?」と聞いたら間髪入れずに「はい!」と返ってきた話を書きました。
懲りずにさらに聞き続けてみたんですよね。
「なぜ変わっているんですか?」って。
📌 この記事でわかること
- 「話が飛ぶ」のは思考の階層が違うから
- 投資家として「地図の縮尺が違う」とはどういうことか
- 暗黙知と投資の直感の関係
- 「縮尺を合わせなくていい」という考え方
思考の階層が違う、という話
普通の会話では、
「肩が痛い」
↓
「大変ですね」
で終わります。
ところが私の場合、
「肩が痛い」
↓
「なぜ肩に症状が出るのか」
↓
「身体は何を表現しているのか」
↓
「人間はなぜ適応するのか」
↓
「生命とは何か」
まで行く(笑)
本人の中では一本道なんですよね。
でも周囲から見るとワームホールらしい。
指摘されて気づいたんですが、私は物事を
- 現象(目の前で起きていること)
- 原理(なぜそれが起きるのか)
- 構造(どういう仕組みで動いているのか)
- システム(全体はどうなっているのか)
- 時間軸(長い目で見るとどうなるのか)
を同時に見ようとしてしまう。
だから話の「階層」がすぐ上がる。
普通の人が1階で話しているのに、私だけ5階にいる。
そりゃあ「話が飛んだ」と見えるわけです。
投資でも全く同じことが起きてる
株を見ていると、数字が並んでいます。
PER、PBR、配当利回り、自己資本比率。
もちろん大事な数字です。
でも私はそれだけでは終わらなくて。
なぜこの経営者はそう判断したのか。
この配当方針は会社の価値観を表しているのか。
10年後、この業種はどんな位置にいるのか。
気づくと数字の話から人間の話になっている。
周囲から見たら「また飛んだ」ってなりますよね(笑)
でも本人の中では、一本の道です。
見ている地図の縮尺が違う
なるほどと思った表現があります。
「見ている地図の縮尺が違う」
能力の差ではなく、縮尺の問題。
普通の人は
東京 → 名古屋 → 大阪
と移動する。
私は
東京から突然大阪に出る。
ワームホールを通っているから最短距離なんだけど、途中経路が見えない。
周囲は「どこ行った!?」ってなる(笑)
じゃあどうすればいいのか。
答えはシンプルで、「今からワープします」と宣言するだけでいいらしい。
「これ投資の話に見えますが、私の中では信用の話なんです」
「一見関係ないように見えますが、同じ構造だと思っていて」
ワームホールの入口を示す。
それだけで、相手はかなり追いつけるんだそうです。
やってみると、確かに通じる(笑)
We know more than we can tell
哲学者のマイケル・ポランニーの言葉があります。
We know more than we can tell.
人は語れる以上のことを知っている。
武道の世界で、これを実感する場面があります。
「ここです」
「どこですか?」
「だからここ」
「分かりません」
「触ってみな」
「あっ!」
言葉より先に身体が分かる。
これを「暗黙知」と呼びます。
投資でも似た感覚があります。
「なんかこれは違うな」
という感覚が先に来て、後から理由を探す。
もちろん、その感覚だけで動くのは危ない。
でも、その感覚を全部「非論理的だ」と捨てると、何かが欠ける気もしている。
数字と感覚、両方を使って見る。
私はどちらか一方ではなく、両方を使って世界を見ているのかもしれません。
離れて見えるものが、最初から隣り合っている
私の中では、
信用・投資・医療・武道・時間・生命・経営
が全部、同じ原理の別表現なんですよね。
「仕組みはなぜ壊れるのか?」というテーマでつながっていたり、
「時間をかけることでしか積み上がらないものがある」という話でつながっていたり。
だから本人は「ずっと同じ話をしている」のに、
周囲は「どこ行った!?」になる(笑)
ワープしているのではなく、最初から隣り合っているだけです。
投資でも「縮尺を合わせなくていい」
相場の楽観論と悲観論がぶつかる場面があります。
実は見ている縮尺が違うことが多い。
「来月どうなるか」を見ている人と、
「10年後にどうなっているか」を見ている人では、
同じ情報から全く逆の結論が出る。
どちらかが間違っているのではなく、
地図の縮尺が違うだけ。
だから私は、縮尺を他人に合わせようとするのをやめました。
ただ、
「今私は5階の話をしています」
と宣言することだけ、最近少し意識するようにしています(笑)
投資も人生も、
案外そのくらいでちょうどいいのかもしれません。
📌 「5次元で話す人」が投資で気をつけていること
- 思考の階層が違うだけで、能力の差ではない
- 「地図の縮尺が違う」=楽観論vs悲観論の正体
- 暗黙知を捨てない(感覚と数字の両方を使う)
- ワームホールの入口を示せば通じる
- 縮尺を合わせなくていい。ただ、「今5階の話をしています」とだけ言う
本記事は筆者の個人的な体験・見解を記したものです。特定の銘柄・投資商品の購入を推奨するものではありません。投資は必ずご自身の判断・責任において行ってください。