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投資哲学

私は変人らしい。でも、投資では案外それでよかった。

最近の相場を見ていると、全体はかなり強そうに見えるんですよね。

でも正直、その強さをかなりの部分でAI・半導体が支えているという感覚があって。

原油高が続くぶん、企業利益や家計所得が少しずつ圧迫されていく。成長率の鈍化が見えてきています。

つまり、「全体が強そうに見える」のと「足元が盤石かどうか」は、別の話なんですよね。

こういう時期こそ、自分が何をどういう理由で持っているかを改めて確認したくなる。

そして、その判断をするときに邪魔をするのが、いつも「自分の癖」だったりします。


「私は変人ですか?」

そう聞いた。

本音を言えば、
「そんなことないですよ」
という返事を期待していた。

ところが返ってきたのは、間髪入れずに

「はい!」

だった。

……ちょっと待って。
一瞬も迷わないんですか。

ショックでした。
雨の中ずぶ濡れで一人佇むような、静かなショック。

でもどうやら私は、思っていた以上に変わっているらしい。


📌 この記事でわかること

  • 投資で一番難しいのは「株」より「自分を知ること」
  • 「思考が飛ぶ」癖が投資にどう影響するか
  • 自分の癖を知ると、なぜ投資判断が楽になるのか
  • 正解を探しすぎない考え方とは

思考のワームホール問題

昔からよく言われてきました。

「話が飛ぶ」

「何を考えているのか分からない」

「説明を聞いてると途中で迷子になる」

本人としては不思議で。

だって、自分の中では全部繋がってるんですよ。

投資の話をしていたと思ったら武道の話になる。
武道の話をしていたと思ったら治療の話になる。
治療の話をしていたと思ったら人生の話になる。

自分の中では一本の道なんだけど、人から見るとワープしてるらしい。

最近では心の中で「ワームホール!」と叫ぶようになりました。


投資でも同じことが起きてる

投資を始めると、

「どの銘柄が上がるのか」
「今は買いなのか」
「売るべきなのか」

そんなことばかり考えてしまいますよね。

もちろん大事なことです。

でも私の場合、それだけでは終わらなくて。

なぜこの会社はこの判断をしたのか。
なぜこの経営者はそう考えたのか。
この配当方針は本当に持続可能なのか。
その先にはどんな価値観があるのか。

気づくと、数字の話から人間の話になってる。

周りから見たら「また飛んだ」ってなるんでしょうけど、自分の中ではちゃんと繋がってるんですよね。


投資で一番難しいのは株じゃない

長く続けていると、少し気づいてきます。

本当に難しいのは、

自分を知ること

なのかもしれないな、と。

私の場合、不安になると調べすぎる。
納得したいから情報を集める。
さらに不安になると、もっと調べる。

その結果、何も決められなくなることもある。

逆に、一度納得すると長く持ち続ける。
これも私の癖です。

成功する投資家って、特別な人じゃなくて、自分の癖を知っている人なのかもしれないなと思う。

怖くなると売りたくなる自分を知っている人。
調べすぎると止まらなくなる自分を知っている人。
楽観的になりすぎる自分を知っている人。

大切なのは癖があることじゃなくて、知らないことが問題なんですよね。


でも、癖って悪いものじゃない

若い頃は、自分の癖を直そうとしていました。

話が飛ぶなら飛ばないように。
考えすぎるなら考えないように。
慎重すぎるなら大胆になろうと。

でも54年も生きていると、少し考え方が変わってくる。

癖は敵じゃない。

知らないことが問題なんですよね。

自分の癖を知っていれば、

「ああ、今また考えすぎてるな」

と気づける。
気づければ、少しだけ距離を取れる。


人は自分の見たいものを見る

投資の世界では、「楽観論」と「悲観論」がよくぶつかります。

どちらももっともらしく聞こえる。

不思議なのは、同じ情報を見ているはずなのに結論が違うこと。

これ、投資だけじゃないんですよね。

仕事も、人間関係も、人生も同じ。

私たちは事実を見ているようで、実は自分の考え方のフィルターを通して世界を見てる。

だから、相手を変える前に、自分の見方を少し疑ってみる価値がある。


正解を探しすぎない

最近、投資でも人生でも同じだと思うことがあります。

「正解を探しすぎない」

どれだけ調べても未来は分からない。

だから最後は、その時点での自分なりの答えを出すしかない。

投資もそう。仕事もそう。人生もそう。


変人でも、そこそこ楽しくやってます

「私は変人ですか?」と聞かれたら、今の私はこう答えます。

「たぶんそうです。」

そして続けてこう言う。

「でも、それなりに楽しく生きています。」

投資の複利はお金だけじゃない。

考え方も、習慣も、少しずつ積み上がっていく。

昨日より少しだけ冷静に考えられた。
昨日より少しだけ自分の癖に気づけた。
昨日より少しだけ前を向けた。

変人のまま、少しずつ。

案外それくらいで、ちょうどいいのかもしれません。

📌 変人のまま投資を続けて気づいたこと

  • 投資で一番難しいのは「株」より「自分」
  • 自分の癖を知っていれば「気づける」。気づければ距離が取れる
  • 楽観論vs悲観論——どちらも自分のフィルターを通した世界
  • 正解を探すより、その時点の自分なりの答えを出す
  • 複利は考え方にも効く。変人のまま、少しずつ

本記事は筆者の個人的な体験・見解を記したものです。特定の銘柄・投資商品の購入を推奨するものではありません。投資は必ずご自身の判断・責任において行ってください。