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📋 この記事でわかること
- いつもの高配当株スクリーニングとは別に「全市場スクリーニング」をやる理由
- 高速(7504)を実際に拾うまでの判断プロセス
- 数字は良いのに見送った銘柄(メイテックGHD)の話
- セクター分散という、地味だけど効いてくるルールの話
いつもの高配当株スクリーニングって、正直「顔ぶれが固定化」してくるんですよね。
クレスコ、デンソー、サンドラッグ……毎週上位に出てくる銘柄はだいたい決まっている。それはそれで安心材料なんですが、たまに「もっと広い海を見てみたい」という欲が出てくる。
そこでやるのが**全市場スクリーニング**。東証全銘柄を対象に、いつもの基準(ROE8%以上・自己資本比率35%以上・PBR5.0以下・配当性向85%以下など)で機械的にふるいにかける作業です。
7月末にやったこの全市場スクリーニングで、1銘柄を新しく拾いました。今日はその発掘の過程を、そのまま公開します。
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## なぜ「いつもの銘柄」だけじゃダメなのか
高配当株投資って、一度「良い銘柄群」を見つけたら、あとはそれをずっと監視していればいいように思われがちです。実際、そのやり方でも十分機能する。
でも見ている範囲が狭いままだと、ポートフォリオが特定のセクターに偏っていく。私の場合、不動産・REITと自動車関連セクターがそれぞれ10%を超えていることに気づいて、「新しいセクターの銘柄も探さないとまずいな」と思ったのがきっかけでした。
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## 発掘:高速(7504)— セクター分散の視点で拾った1銘柄
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 配当利回り | 約3.13% |
| ROE | 9.15% |
| 自己資本比率 | 67.3% |
| PER | 18.8倍 |
| 連続増配 | 23期 |
| 有利子負債 | ゼロ(無借金経営) |
数字だけ見ると、正直「地味」です。ROE9.15%は品質基準の8%をやや上回る程度でマージンは薄め。派手さはない。
でもこの銘柄を拾った決め手は数字の派手さじゃなくて、**卸売業という、私のポートフォリオにほぼ存在しなかったセクター**だったこと。不動産・自動車に偏っていたところに、違う業種の柱を1本増やせる。
23期連続増配・有利子負債ゼロという財務の手堅さも後押しになりました。決算資料(四季報)で確認したところ、MSワラント該当なし・監査法人トーマツ・GC注記なしと、懸念材料は特に見当たらない。
一点だけ留意しているのは、会長・代表取締役がともに同じ姓で、創業家(オーナー系)の持株比率が推定24%を超えていること。悪い話ではないですが、経営の意思決定が創業家に強く依存している構造は頭の片隅に置いています。
指値¥3,550で100株、期限8/19で発注しました。
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## 見送った銘柄の話:メイテックグループホールディングス
全市場スクリーニングをやると、必ず「数字は魅力的なのに見送る」銘柄も出てきます。今回で言うとメイテックグループホールディングス。
利回り5.4%・ROE30.9%と、単体で見ればかなり魅力的。でも品質フィルターに2つ引っかかりました。
– PBR5.31倍(上限としている5.0倍を超過)
– 配当性向がほぼ100%
配当性向がほぼ100%というのは、稼いだ利益をほぼ全部配当に回しているということ。一見「株主還元に積極的」に見えますが、裏を返せば利益が少し減っただけで減配リスクに直結する構造でもあります。PBRの高さも合わせると、**「今の高利回りが持続する保証が薄い」バリュートラップの可能性がある**と判断して見送りました。
数字の良さに飛びつかず、「なぜこの利回りが実現しているのか」まで見るようにしています。
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## セクター分散という、地味だけど効くルール
今回の発掘で意識したのが「1セクターの評価額はポートフォリオ全体の10%程度を目安にする」というルールです。
派手さはないですが、一つのセクターに集中していると、そのセクター特有のショック(規制強化・需要急減など)をまとめて食らうリスクがある。高速を「卸売業」という薄いセクターだからこそ優先したのは、このルールに沿った判断でした。
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## 相場観・今回の判断について
正直に言うと、今の高速はちょっと高いところまで来たなあという感覚があります。指値¥3,550を出した頃と比べると、株価はだいぶ年初来高値圏まで上がってきていて、ここから上値を追うのは少し重たいだろうなと。
ただ、これは根拠のない過熱というより、業績の裏付けがあっての強さだと見ていて。だから押し目が来れば買いたい人はちゃんといるはずで、崩れにくい相場だと感じています。中長期で見ても、この銘柄は底堅く、安定した上昇トレンドを描いているように見えるんですよね。
なので焦って高値を追いかけるつもりはなく、指値はそのままに、気長に構えて待つスタンスです。
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## まとめ
📌 まとめ
- いつものスクリーニングに加えて、セクターの偏りに気づいたら全市場スクリーニングをする
- 高速(7504):地味だが無借金・23期連続増配、卸売業という薄いセクターの穴埋めとして採用
- メイテックGHD:利回り5.4%でも配当性向100%+PBR超過で見送り(バリュートラップ警戒)
- 1セクター10%以内という分散ルールが、今回の発掘の背中を押した
数字を追いかけるだけなら機械でもできます。でも「なぜその数字になっているのか」「自分のポートフォリオの穴はどこか」を考えるところは、結局、自分の頭でやるしかない。地味な作業ですが、これが積み上がると、数年後のポートフォリオの厚みが変わってくると思っています。
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本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品・銘柄の購入を勧誘するものではありません。投資にはリスクが伴います。掲載している数値・実績は個人の経験であり、将来のリターンを保証するものではありません。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

