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投資哲学

株式を持つことの意味|私は、その会社の何を持ちたいのか

株式を持つことの意味|私は、その会社の何を持ちたいのか

こんにちは、投資家ケンです。

株を買うと、どうしても株価が気になります。

買ったあとに上がれば嬉しいし、下がれば「もう少し待てばよかった」と思う。指値に届かないまま上がっていけば、それはそれで悔しいものです。

私も、その繰り返しです。🐕

ただ、値動きを追っていると、ときどき忘れそうになることがあります。

私は、この会社の何を持ちたいと思って、株を買ったのだろう。

今回は、少し立ち止まって「株式を持つことの意味」を考えてみたいと思います。

📋 この記事でわかること

  • 株価の数字の向こうに、どんな「会社」があるのか
  • 配当を受け取る立場だからこそ、見ておきたいこと
  • 「儲かりそう」でも「持ちたいと思えない」会社がある理由
  • 長く持つために、自分に確かめている4つの問い

株価の向こうには、働いている会社がある

証券口座を開けば、銘柄名と数字が並んでいます。

現在値、取得単価、評価損益。見ているうちに、会社が「上がる数字」「下がる数字」に見えてくることがあるんですよね。

でも、その数字の向こうには事業があります。

商品をつくる人がいて、サービスを届ける人がいて、それを必要としてお金を払うお客さんがいる。競争があり、工夫があり、うまくいかないこともある。

株式を持つということは、株主として、その会社の事業の成果とリスクを引き受けることです。

私が日々の仕事や生活をしている間も、投資先の会社では多くの人が働いている。その積み重ねが、将来の利益や配当につながっていく。

そう考えると、保有銘柄の一覧も、少し違って見えてきます。

配当は、事業とのつながりを感じられるもの

私は、高配当株を中心に投資しています。

配当金が入るのは、やはり嬉しいものです。現金として受け取れるので、投資の成果を実感しやすいからです。

ただ、配当金が何もないところから生まれるわけではありません。

その会社が事業を続け、利益や現金を生み出し、その一部を株主に還元する。配当を受け取る立場だからこそ、その原資を生む事業に目を向けたいと思っています。

今の配当利回りだけでなく、その配当を、この先も支えられる会社なのか。

無理をして配当を出していないか。将来に必要な投資まで削っていないか。

長く持つつもりなら、受け取る金額と同じくらい、その持続性が大切だと考えています。

儲かりそうでも、持ちたいとは思えない会社がある

投資をしていると、成長性や話題性は認めても、自分では持ちたいと思えない会社があります。

事業の仕組みに納得できない。経営方針に共感できない。お客さんや従業員への向き合い方が、自分の価値観とは合わない。

ほかの人には魅力的でも、私にはそう感じられないことがあります。あくまで、私個人の感覚です。

もちろん、投資の目的は利益を得ることです。会社が好きという理由だけで買っても、業績や買値を無視すれば、良い結果につながるとは限りません。

それでも私は、「この会社の株を持っていて、値上がりしたら素直に嬉しいか」という感覚を、大切にしたいと思っています。

上がりそうだから買う。その判断もあるでしょう。

ただ、私は長く保有することを基本にしています。その長い時間を一緒に過ごすなら、事業にも経営にも、自分なりの納得がほしいのです。

長期保有には、待つ理由が必要になる

「長期投資」と言葉にするのは簡単ですが、実際に続けるのは簡単ではありません。

買えばさらに下がり、買えなければ上がっていく。保有株が動かない横で、ほかの銘柄だけが上がることもあります。

そんなとき、「いつか上がるだろう」だけでは、待つのが苦しくなります。

私にとって、待つ理由になるのは、その会社が何で稼いでいるのか、なぜ今後も必要とされると思うのかを、自分の言葉で説明できることです。

地味でも、必要とされる仕事を続けている。財務に余裕がある。利益を積み重ね、株主への還元も考えている。

そうした保有理由が残っていれば、日々の株価だけで判断を変えずに済むかもしれません。

ただし、最初の見立てが間違っていたり、事業の前提が変わったりすることはあります。

長く持つつもりだからこそ、決算や経営方針を確認する。会社への愛着があっても、悪い変化から目をそらさない。

持ち続ける理由は、ときどき確かめ直す必要があると思います。

良い会社でも、買う価格は別に考える

どれだけ魅力を感じる会社でも、いくらで買ってもよいわけではありません。

私は、企業の内容を調べ、自分なりに納得できる価格に指値を入れて待つことを大切にしています。

もちろん、そのまま買えないこともあります。指値に届かず上がっていく株を見るのは、やはり悔しいです。

それでも、会社を持ちたい気持ちと、価格の判断は分けておきたい。

好きな会社だからこそ、無理のない金額と、納得できる価格で持つ。そのほうが、値下がりしたときにも落ち着いて事業を見られると思うからです。

私が自分に確かめている、4つの問い

ここまでの話を、株を買うとき・持ち続けるときの問いにまとめると、こうなります。

問い 確かめていること
①この会社が何で稼いでいるか、自分の言葉で説明できるか 事業の仕組みへの納得
②その配当を、この先も支えられる会社か 無理な配当や、将来の投資の削りすぎがないか
③値上がりしたとき、素直に嬉しいと思えるか 経営や事業への共感
④その価格は、自分が納得できるものか 会社を持ちたい気持ちと、価格の判断を分ける

全部を完璧に満たす会社は、なかなかありません。それでも、この4つを言葉にしておくだけで、値動きに振り回されにくくなる気がしています。

私が持ちたいのは、納得して待てる会社

私にとって株式を持つ意味は、将来の生活を支える資産を育てることです。配当を受け取り、資本を少しずつ増やしていきたい。その目的は、はっきりしています。

そして、そのために自分のお金を託す先は、自分で選びたいと思っています。

派手な話題がなくても、社会に必要な仕事を続けている会社。利益を出す力があり、経営に無理がなく、株主にも向き合っている会社。

そうした企業を、納得できる価格で少しずつ持っていく。私には、その投資が合っているように感じます。

株価が下がれば、これからも気になるでしょう。ほかの銘柄が上がれば、羨ましくなることもあると思います。

そのたびに、口座の数字だけでなく、最初に買おうと思った理由に戻りたい。

「私は、この会社の何を持ちたかったのか」

次に株を買うときも、すでに持っている株を見直すときも、自分に問いかけていきたいと思います。

インフレの時代に、資産を守るという意味

ここ最近、日本は再びインフレが進む局面に入り、これからもその傾向が続くように感じています。

企業にとって値上げは、もはや特別なことではなくなりつつあります。長く「失われた30年」と呼ばれたデフレの時代を、ようやく抜け出したとも言えるのかもしれません。

一方で、長い間ほとんど物価が上がらない環境に慣れてきた日本では、急な変化についていけず、取り残されてしまう人も増えていくのではないでしょうか。

株式を持つ意味は、会社への納得だけでなく、こうした時代の変化に資産を合わせていくことでもあると、最近は感じているんですよね。🐕

そんな中で、一人でもこのブログをきっかけに、株式を持つことや資産を守ることの意味を知り、これからのインフレに備えるヒントを得てもらえたら嬉しく思います。

📌 まとめ

  • 株価の向こうには、働いている会社がある。株を持つことは、その事業の成果とリスクを引き受けること
  • 配当は、事業が生んだ利益や現金の一部。利回りだけでなく、この先も支えられるかを見たい
  • 「儲かりそう」でも「持ちたいと思えない」会社はある。値上がりを素直に喜べるかは、大事な感覚
  • 長期保有には待つ理由が必要。その理由は、ときどき確かめ直す
  • 会社を持ちたい気持ちと、買う価格の判断は分けて考える
  • 物価が上がる時代だからこそ、資産の価値を維持する視点も持っておきたい

数字の向こうにある会社を思い出すと、待つ時間が少しだけ、やさしくなる気がします。🐾

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【免責事項】 本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資は自己判断・自己責任で行ってください。