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実績

デンソー(6902)を買った理由|52週安値圏・利回り4%

この記事でわかること

  • デンソー(6902)をなぜ買ったのか——購入理由と投資仮説
  • スクリーニング「上位常連」の銘柄を、なぜすぐ買わなかったのか
  • 52週安値圏・PBR1倍割れ・取得利回り4%という数字の中身
  • 指値をどこに置いて、どう約定したかの実録

ねぇねぇ、聞いてください。ずっと片思いだった株を、やっと買えたんです。

デンソー(6902)。私の週次スクリーニングで、今年ずっと上位に居座り続けていた銘柄です。6月には一度、堂々の1位にもなりました。それなのに、私はずっと買えていませんでした。

理由は単純で、「順位は高いのに、株価が指値まで降りてこなかった」から。それが2026年7月1日、ようやく100株 @¥1,850で約定しました。今日はこの片思い成就までの記録を、全部書きます。

デンソー(6902)とはどんな会社か

項目 内容
市場 東証プライム
業種 輸送用機器(自動車部品)
中核事業 自動車部品の開発・製造(電動化・熱管理・半導体など)
特徴 国内最大手・世界でもトップクラスの部品メーカー。トヨタグループ中核
時価総額 約5.4兆円

自動車「部品」の会社、というのがポイントです。

完成車メーカーは「どの車が売れるか」の競争に勝ち続けないといけない。でも部品メーカーは、ちょっと立ち位置が違うんですよね。ガソリン車が電気自動車に変わっても、熱を管理する部品も、電気を制御する半導体も、むしろ増える方向です。「どの車が勝っても、中身はデンソー」という状況を作れるのが、この会社の強さだと思っています。

買った理由①:スクリーニング上位の「常連」だった

私は毎週、保有候補を機械的にスクリーニングしています(バリュー・財務健全性・成長性・増配継続性の4軸)。デンソーはその常連でした。

時期 順位
6月10日 2位
6月17日 1位(初)
6月23日〜7月 3位で定着

一度きりの上位なら「たまたま」もあります。でも何週も連続で上位に残り続けるのは、割安さ・財務・増配のバランスが崩れていない証拠です。私にとってこの「常連であること」は、単発の高スコアより重い判断材料でした。

買った理由②:52週安値圏・PBR1倍割れで拾えた

約定した¥1,850という価格、実は52週安値(¥1,801)のすぐ上です。

指標 数値(2026年7月時点)
取得単価 ¥1,850
52週安値 ¥1,801
52週高値 ¥2,373
PER 約7.7倍
PBR 約0.98倍(1倍割れ)

この時期、日経平均は7万円台の史上最高値圏でした。市場全体がお祭りムードの中で、この銘柄だけが静かに年初来の安値圏まで降りてきていた。「全体が高いときこそ、置いていかれている優良株を探す」——高配当株投資の地味な楽しみは、まさにここにあります。

PBR1倍割れというのは、ざっくり言えば「会社を解散して資産を配ったほうが今の株価より高い」水準。世界トップクラスの部品メーカーがその値段で売られているなら、私は拾いたい側です。

買った理由③:取得利回り4.0%・増配基調

100株 @¥1,850で、取得総額は¥185,000でした。

会社予想の年間配当は1株¥74。取得単価ベースの利回りはちょうど4.0%です。私のポートフォリオの中でも上位クラスの利回りになります。

配当の推移も見てください(株式分割調整後)。

年間配当(調整後)
2021年 35円
2022年 約44円
2023年 約49円
2024年 62円
2025年 64円

5年で約1.8倍。派手な増配率ではないですが、右肩上がりを崩していません。「静かに、でも確実に増やす」タイプです。

正直に書く懸念点

いいことばかり書くのはフェアじゃないので、悩んだ点も書きます。

  • 自動車セクターがすでに多い:私はトヨタ・ホンダ・いすゞを保有済みです。デンソー追加でさらに自動車寄りになります。ただ、完成車と部品では業績の効き方が違うこと、デンソーは半導体・電動化コンポーネントの色が強いことから、「同じカゴ」ではないと判断しました。
  • トヨタグループ依存:トヨタ向け売上の比重が大きく、トヨタが転べば無傷では済みません。ここは完成車株と共通のリスクとして受け入れています。
  • 市況次第で二番底もある:52週安値圏で買ったとはいえ、安値には「さらに下」があり得ます。だから一度に買い切らず、100株だけ。ここも「間違える前提の戦略」です。

指値の実録:6月19日発注 → 7月1日約定

  • 6月17日:週次スクリーニングでデンソーが初の1位に
  • 6月19日:指値 ¥1,850 × 100株を発注(予想配当¥74で利回り4.0%に乗るライン)
  • 7月1日:約定(特定口座・受渡7月3日)

指値の置き方はいつも通り、「欲しい利回りから逆算」です。¥74 ÷ 4.0% = ¥1,850。株価チャートを眺めて「そろそろ反発しそう」で買うのではなく、自分が受け取りたい配当利回りが先、価格は後。この順番だけは崩さないようにしています。

ちなみにこの購入資金は、先日村田製作所を売却した資金の再投資の一部です。同じ再投資先として買った東京海上HDの購入記録もあわせてどうぞ。

下がり続けている株を買う怖さと、どう向き合ったか

正直に書くと、怖さはありました。むしろ、株価が大きく下がっている銘柄を買うときほど「まだ下がるんじゃないか」という不安が大きくなります。

そこで意識したのは、「株価が下がっている」という事実だけを見るのではなく、会社そのものの価値まで本当に下がっているのかを考えることでした。今回は、株価が52週安値圏にあることに加えて、デンソーという企業の規模・技術力・世界中の自動車メーカーとの取引基盤を考えれば、長期で持つ対象として検討する価値がある、と判断しました。

もちろん、それで不安が完全に消えるわけではありません。だからこそ、一度に資金を全部投じるのではなく、100株から始めて、資金管理をしながら付き合っていくつもりです。

約定は7月1日。その後も株価は動きましたし、含み損になる可能性はずっと意識しています。ただ、今回の買いは短期の値上がり狙いではないので、買ったあとに下がったからといって、すぐに投資判断を否定するつもりはありません。上がれば気持ちは楽になる、それくらいの距離感で見ています。

今の相場と私の感覚

正直に言うと、今の相場は「強気は強気なんだけど、値動きの荒さは覚悟しておいてね」という空気だと思っています。ボラティリティの大きさそのものを、もう前提として受け入れるフェーズに入ってきた感覚です。

為替はしばらく円安基調が続きやすくて、デンソーみたいな輸出色の強い企業にとっては普通に追い風です。ただ「行き過ぎた円安」には政府・日銀が黙っていないはずなので、そこは頭の片隅に置いておきたいところ。

あとトランプ関税。自動車セクター、特にデンソーのような部品メーカーはこのニュースから逃げられません。でも最近感じているのは、「関税そのもの」より「各企業がどう対応してくるか」で明暗が分かれ始めているということ。デンソーは電動化・半導体まわりで手数が多い会社なので、対応力という軸で見ても悪くないと思っています。だからこそ、この52週安値圏での100株は「今回買って終わり」ではなく、様子を見ながらもう一段の買い増しも検討したいと考えています。

まとめ|デンソー(6902)を買った理由

  • スクリーニング上位の「常連」——単発ではなくバランスが崩れない銘柄
  • 市場最高値圏の中で52週安値圏・PBR1倍割れまで降りてきた
  • 取得利回り4.0%・配当は5年で約1.8倍の増配基調
  • 自動車セクター偏重の懸念は「完成車と部品は別物」と整理しつつ、100株のみで様子見

デンソーの詳しい財務情報・決算資料はデンソー公式IR情報でご確認いただけます。


【免責事項】 本記事は個人の投資記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の数値は執筆時点のものであり、正確性・完全性を保証しません。投資判断はご自身の責任でお願いします。