本サイトはプロモーション(広告)を含みます
入門・体験談

「株価が下がった。だから買い増す」とは、ならない|下落の日にやること・やらないこと

下がった日は確かめる日|株価下落の日にやること・やらないこと
📋 この記事でわかること

  • 株価が下がった日に、私が「やらないこと」
  • 代わりに確かめる3つのこと
  • クレスコとサンドラッグ、2つの実例(数字つき)
  • 買い増しの「価格」を先に決めておく理由

こんにちは、投資家ケンです。

日経平均は上がっているのに、自分の持ち株は下がっている。
そんな日、ありませんか?

私はあります。しかも、けっこうあります(笑)

そういう日に、頭の中でこうささやく声が聞こえるんですよね。

「安くなったんだから、買い増すチャンスじゃない?」

今日はこの声と、どう付き合っているかの話です。

—

株価が下がったのは「理由」ではない

最初に、私の結論です。

株価が下がったこと自体は、買い増す理由になりません。

下がったのは「結果」です。
大事なのは、なぜ下がったのかのほう。

  • 会社に何かあった(減益・減配・不祥事)
  • 市場全体が荒れただけ

この2つは、見た目の値動きがそっくりなんですよね。
でも中身は正反対です。

前者なら「そもそも持ち続けるか」から考え直す話。
後者なら「会社は変わっていないのに、値札だけ安くなった」という話です。

ここを分けずに買い増すと、「安いから買ったら、会社のほうが悪くなっていた」ということが起きます。
(ジャックスで、授業料を払った経験があります)

—

私が下落の日に「やらないこと」

  • その場で成行で買い足す(値札だけ見て動かない)
  • 平均取得単価を下げたくて買う(「損を薄めたい」気持ちは、会社の価値とは関係がありません)
  • 掲示板やSNSの「今が買い」を根拠にする

特に2つ目は、気をつけています。
取得単価を下げたいのは、私の都合です。会社の都合ではありません。

—

代わりに確かめる、3つのこと

下がった日に私がやるのは、買うことではなく確かめることです。

確かめること 見る場所
① 会社側に悪材料はあるか 直近の決算短信・適時開示
② 買った理由は、まだ生きているか 利益の向き・配当の余力・財務
③ 下がったのは、市場全体か、この会社だけか 同業・指数との値動きの比較

3つとも問題なければ、「会社は変わらず、値札だけ下がった」と読めます。
ここで初めて、買い増しを検討するに進みます。

「検討する」です。まだ買いません。

—

実例①:クレスコ(4674)|13%下がったけれど、悪材料はなかった

9月の中旬、保有しているクレスコの株価が、短い期間で約13%下がりました(¥2,011 → ¥1,742)。

下がると、やっぱり気になります。
なので、上の3つを確かめました。

確認 結果
会社側の悪材料 1Q決算は売上+10.6%・営業利益+13.3%・純利益+14.6%。通期予想も据え置き
財務 自己資本比率70.5%(決算短信・1Q末)
市場全体か 全体相場が軟調だった時期。会社固有の悪材料は見当たらなかった

つまり、「会社は変わっていないのに、値札だけ下がった」。
買う根拠は、毀損していませんでした。

ここで私が何をしたか。成行で買い足しては、いません。

すでに持っている分の買い増し用に、¥1,400の指値を置いています(100株)。
いまの株価より、2〜3割ほど下の価格です。

「買ってもいい会社」だと確かめたうえで、「いくらなら買うか」を先に決めて、置いておく。
あとは市場が来てくれたら買う、来なければ買わない。それだけです。

—

実例②:サンドラッグ(9989)|買い増したい。でも、価格は先に決める

もう1つ、サンドラッグ。

私は100株を¥3,666で持っています。いまの株価はそれより下で、含み損の状態です。

ここでも、先に確かめました。

確認 結果
直近の決算(2027年3月期1Q) 売上+3.7%・営業利益-1.5%(微減益)・純利益+0.9%。通期予想は据え置き
財務 自己資本比率61.5%
配当 予想132円・配当性向は約48%(余力あり)

1Qは増収で、営業利益は微減益。天候不順やインバウンドの減少が理由で、通期予想は据え置きです。買い増しの前提を崩す材料とまでは見ていません。ここまで確かめて、はじめて買い増しの価格を決めました。

¥3,300で100株の指値。
約定したときの配当利回りは、約4.0%になる計算です(132円 ÷ 3,300円)。

ポイントは、「下がったから」ではなく「この価格なら、利回りがこの水準になるから」で決めていること。

買い増しの理由が「利回り」と「会社の中身」であって、「損を薄めたい」ではない。
ここを自分の中で分けておくと、下落の日に慌てなくて済みます。

—

「買い増さない」と決めた例もあります

もちろん、確かめた結果「買い増さない」になることもあります。

上組は、増配が続いている会社です。でも、増配のペースが利益の伸びを超えて、直近は減益方向。
だから私は、持ち続けるけれど、買い増しは見送りにしました。

この「持つ」と「買い増す」を別々に判断する考え方は、こちらに書いています。

→ 「持ち続ける」と「買い増す」は、別の判断|増配しているのに買い増さない株の話

さらに手前の「そもそも持ち続けるか」で答えが変わった例が、ニデックです。

→ ニデック(6594)を手放した理由|数字が信じられなくなった、1か月半の話

—

まとめ|下がった日は、買う日ではなく「確かめる日」

📌 まとめ

  • 株価が下がったことは「結果」。買い増す理由にはならない
  • 下がった日は、会社側の悪材料・買った理由・市場全体か個別かを確かめる
  • 確かめて問題なければ「検討」に進む。その場で成行では買わない
  • 買い増しは「いくらなら買うか」を先に決めて置いておく(理由は利回りと会社の中身。損を薄めるためではない)
  • 確かめた結果「買い増さない」になることも、ふつうにある

含み損の日は、気持ちがざわつきます。
そのざわつきを、買う理由ではなく確かめる合図に変えられたら、それだけでだいぶ違うんですよね。

こんな日の気持ちの話は、こちらにも書いています。

→ 【心の綱渡り記録②】晴れた空を見ながら、含み損を眺める

みなさんは、株価が下がった日、どうしていますか?

—

関連記事

– コアウィーブ・ショックの日、日経平均は3,318円下がった。フジクラ保有者の私は何をしたか
– 「持ち続ける」と「買い増す」は、別の判断|増配しているのに買い増さない株の話
– ニデック(6594)を手放した理由|数字が信じられなくなった、1か月半の話
– 【心の綱渡り記録②】晴れた空を見ながら、含み損を眺める
– ジャックス(8584)を損切りした理由|減益45.7%・中計目標取り下げで見切った¥19,500の授業料
– 10月は、私の配当がいちばん静かな月でした|権利確定月ごとに並べてみた

—

【免責事項】
本記事は筆者個人の体験と考えをまとめたもので、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。掲載している数値は記事作成時点のもので、将来にわたって同じ水準が続くことを保証しません。投資にはリスクが伴います。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。