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損出しを、実際の数字でやってみたら|確定益108万円の税金が、約4万円変わる計算

損出しを、実際の数字でやってみたら|確定益108万円の税金が、約4万円変わる計算

こんにちは、投資家ケンです。

年末が近づくと、毎年ちょっとソワソワすることがあります。「損出し」です。

今年は、やるかどうかを決める前に、まず自分の数字で試算してみました。🐕

📋 この記事でわかること

  • 損出し(ポートフォリオの含み損を売って、税金を減らすやり方)の仕組み
  • 私の今年の確定益と、損出しをした場合の税額の試算(約4万円の差)
  • 候補になった14銘柄の一覧
  • 「節税」ではなく「先送り」でもある、という注意点

※この記事は試算です。損出しは、まだ実行していません。株価は2026年9月29日時点のものです。

損出しって、何をするの?

株を売って利益が出ると、その利益に約20.315%の税金がかかります。

一方、含み損が出ている株を売って損を確定させると、その損を今年の利益から引くことができます(損益通算)。利益が減るので、税金も減ります。

手順はシンプルです。

  1. 含み損のある株を売る(損を確定する)
  2. その株を、あとで買い戻す(同じ会社の株を持ち続ける)
  3. 確定申告で、今年の利益と損を通算する

「好きな会社は手放さずに、税金だけ軽くしたい」というときのやり方です。以前、任天堂株で3.4万円を取り戻した話も書きました。

私の今年の「確定した利益」

まず、今年すでに売って確定している損益です。

売った日 銘柄 口座 損益
6月22日 村田製作所(100株) SBI・特定口座 +1,048,000円
6月26日 ジャックス(300株) SBI・特定口座 −19,500円
6月25日 HPE(米国株・10株) 楽天・特定口座 +55,088円(概算)
合計 +1,083,588円

村田製作所を売ったぶんが大きくて、合計は約108万円の利益です。村田製作所を約6倍で売った話と、ジャックスを損切りした話のぶんですね。

この利益に20.315%をかけると、税金は約22万円。ここが出発点です。

※9月に半分売った日本製鉄は、取得単価の整理がまだ終わっていないので、この表には入れていません。入れると利益が増えるぶん、損出しの効果は大きくなる方向です。

含み損を全部売ったら、いくら変わる?

いま特定口座で含み損が出ている銘柄を、ツールで洗い出しました。

銘柄 数量 取得単価 現在値 含み損 税金が減る目安
ADワークス投資法人(REIT) 4口 158,375円 140,600円 -71,100円 約14,444円
上組 100株 4,999円 4,699円 -30,000円 約6,094円
三菱地所物流REIT 3口 118,620円 111,100円 -22,560円 約4,583円
中外製薬 100株 6,224円 6,096円 -12,800円 約2,600円
サンドラッグ 100株 3,666円 3,546円 -12,000円 約2,438円
アサヒグループHD 300株 1,618円 1,582円 -10,800円 約2,194円
ETF(1488) 400口 1,793円 1,767円 -10,400円 約2,113円
東北新社 100株 577円 488円 -8,900円 約1,808円
朝日ネット 100株 677円 595円 -8,200円 約1,666円
コムチュア 100株 1,355円 1,294円 -6,100円 約1,239円
NEXT FUNDS 東証REIT(1343) 600口 1,862円 1,857円 -3,000円 約609円
大東建託 100株 3,150円 3,143円 -700円 約142円
CDS 100株 1,764円 1,757円 -700円 約142円
デンソー 100株 1,850円 1,847円 -300円 約61円

14銘柄の含み損を合計すると、約19.8万円。これを全部売って損を確定させると、こうなります。

そのまま 損出しした場合
今年の確定益 1,083,588円 886,028円
税金(約20.315%) 220,131円 179,998円
差 約40,133円

今年の税金(試算) そのまま 220,131円 損出しあり 179,998円 差は 約40,133円(含み損 約19.8万円ぶん) 2026年9月29日時点の株価・特定口座の試算

差は約4万円です。大きな金額ではないけれど、「銘柄を手放さずに」できるなら、悪くない数字だなと思います。

※東京海上HDは、株式分割の影響で現在値のデータが合わないため、この試算から外しています。

でも、「節税」だけで考えないほうがいい理由

ここからが大事なところです。損出しは、税金が「消える」わけではありません。

気をつけること 中身
税金は「先送り」でもある 買い戻すと取得単価が下がります。将来売るときの利益が、そのぶん大きくなります。
売ってから買い戻すまでの値動き 間に株価が上がると、同じ株を高く買い戻すことになります。下がれば逆に得です。
売買の手数料 売りと買いで2回分かかります。節税額より大きくなっては意味がありません。
NISA口座は対象外 NISAの損は通算できません。特定口座の話です。
確定申告が必要 SBIと楽天の2口座にまたがるので、特定口座の自動通算では足りず、確定申告で通算します。
年内に売買を終える 年をまたぐと、来年の損益になります。年末の受渡日の締め切りは、証券会社のカレンダーで確認します。

日本には、アメリカのような「ウォッシュセール規制(売った株をすぐ買い戻すと損が認められない)」はない、と私は理解しています。ただ、制度は変わることがあるので、実行するときは国税庁や税理士さんなどの最新情報で確認するのが安心です。

私は、いまどう考えているか

試算してみて思ったのは、「約4万円なら、やるかどうかは慌てて決めなくていい」ということです。

損出しの対象は、含み損の大きい順に並べると、上のREITや上組あたりがほとんどを占めます。上位3銘柄(ADワークス・上組・三菱地所物流REIT)だけで税金は約2.5万円減り、全体の6割強になります。

それより、買い戻すまでに株価が動くリスクや、手数料のほうが気になります。やるなら、実行する銘柄を絞って、年内のうちに落ち着いてやる。今のところは、そう考えています。

実行するときは、また記事にしますね。🐾

📌 まとめ

  • 損出しは、含み損の株を売って損を確定し、今年の利益と通算して税金を減らすやり方
  • 私の場合、確定益約108万円に対して、含み損約19.8万円ぶんで税金が約4万円変わる試算
  • ただし、税金が消えるのではなく「先送り」でもある。手数料や買い戻しまでの値動きも考える
  • NISAは対象外。2口座にまたがるなら確定申告が必要

数字にしてみると、やるかどうかの判断がずいぶん落ち着いてできます。まずは「自分の場合、いくら変わるのか」を知るところからなんですよね。

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【免責事項】 本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の購入・売却や、特定の税務処理を推奨するものではありません。税金の扱いは個別の状況や制度改正で変わるため、実行前に最新の公的情報や専門家にご確認ください。投資は自己判断・自己責任で行ってください。