理学療法士・鍼灸師として働きながら投資を始めた理由を正直に話します。給料だけでは届かない未来に気づいた日のことと、10年以上続けた経緯を実体験で。
📋 この記事でわかること
- 医療職(PT・鍼灸師)が投資を始めた本当の理由
- 体が資本の職業だからこそ必要な「第二の収入源」
- 投資と医療の意外な共通点
- 10年以上続けてわかった投資の本質
投資家ケン(このブログについて)です。
「医療職なのになぜ投資を?」——これ、けっこうよく聞かれるんですよね。正直に言うと、最初は格好いい理由なんてなくて、ただただ「このままで大丈夫かな」という不安からでした。今回は、その話をそのままお伝えします。

医療職の「現実」
理学療法士・鍼灸師は体を使う仕事です。移乗介助、徒手療法、訪問診療での移動——「いつまで続けられるか」という不安が常にあります。医療・介護業界の給与は専門性の高さに比べて決して高くありません。「このまま定年まで体を使い続けて、老後は大丈夫なのか?」その漠然とした不安が投資を始めた最大のきっかけです。
転機になった出来事
ある先輩PTが腰を痛めて現場を離れた場面を見たとき、「これは他人事じゃない」と強く感じました。
体が動かなくなった瞬間、収入が止まる。「労働収入以外の収入源」を持つことの重要性を、その時はじめて本気で考えました。
最初に始めたこと
まず読んだのは「お金の大学」(両学長・リベラルアーツ大学)の本です。家計の見直し→節約→投資の順番で取り組む基本を学びました。その後、高配当株投資というスタイルが自分に合っていると感じ、少額から始めました。
医療職として投資に感じた「共通点」
やってみて気づいたことがあって——医療と投資って、考え方の構造が似てるんですよね。
| 医療 | 投資 |
|---|---|
| エビデンスに基づく判断 | データに基づく銘柄選定 |
| 長期的な治療計画 | 長期保有の視点 |
| リスク管理(合併症・副作用) | リスク分散(銘柄分散) |
| 結果より過程を大切に | 短期の値動きより長期リターン |
10年続けてわかったこと
「投資で一番大切なのは、才能でも情報でもなく『続けること』だと思っています。」
最初は怖かったです。買った翌日に株価が下がったり、市場の荒波も経験しました。それでも「売らずに持ち続けること」を貫いた結果、今の資産規模に育ちました。続けた人が勝つ、というのは本当だと実感しています。
お金より先に変わったのは、働き方への構え
投資を続けて資産が育ってきた今、正直に言うと「資産額そのもの」より先に変わったことがあります(詳しい資産の中身はポートフォリオ全公開記事に譲るとして、ここでは金額以外の変化を書きます)。
一番大きいのは、「この仕事を辞めたら生活できない」という切迫感が消えたことです。理学療法士・鍼灸師の仕事は、体力的にきつい患者対応や、無理な姿勢での施術を求められる場面があります。以前は「断ったら評価が下がるかも」という不安から、多少無理してでも引き受けていました。
少し重い話になりますが、実際にあったことなので書いておきます。以前勤めていた職場に、ハラスメントのようなものがありました。私はそこから逃げることができて、今はもっと良い環境で働いています。ただ、同じ職場で同じように苦しんでいた同僚の中には、金銭的な理由で逃げられず、心を病んでしまった人もいました。
私が離れられたのは、収入の柱が本業だけじゃなかったからです。「辞めても生活が即座に破綻するわけじゃない」という土台があったから、我慢して耐え続けるより、環境を変えるという選択ができました。同じ状況にいても、その一点の差で、その後の人生が大きく分かれてしまうことがある——それを、身近で見てしまいました。
これは「投資でお金を増やしたから偉い」という話では全くありません。むしろ逆で、苦しんでいる同僚を近くで見て怖くなった人間が、その怖さを少しずつ薄めるために続けてきた、地味な積み重ねの結果です。ただ、その積み重ねが「逃げる権利」を実際に守ってくれた場面があったことは、正直に書いておきたいと思いました。医療職に限らず、体や時間を切り売りする働き方をしている人には、同じような備えの価値があると思っています。
このブログを書く理由
医療職の仲間には、お金の話をする機会がほとんどないんですよね。「投資は怖い」「難しそう」という声、私もずっとそう思っていました。
でも、体が資本の医療職だからこそ、「お金に働いてもらう」仕組みを早く作ることが大切だと今は感じています。うまくいったことも、失敗したことも、ここで正直に共有していけたらと思っています。
📌 この記事のポイント
- 体が資本の医療職こそ「第二の収入源」が必要
- 先輩の腰痛が「労働収入だけでは危険」を教えてくれた
- 医療と投資は「エビデンス重視・長期視点・リスク管理」で共通
- 投資で大切なのは才能より「続けること」
※本記事は情報提供を目的としており、投資の推奨・勧誘を行うものではありません。投資にはリスクが伴います。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
関連記事
※最終更新:2026年5月12日

